かないずむ

リリースした当時2008年のご案内ページをそのまま掲載しております。

 『かないずむ』は、「いつか独立したい!」という夢を持っていたアパレル店長(堀口ひとみ)が、カリスマ美容師のメンター(金井豊さん)と出会い、1年間のメールのやり取りで、独立まで導かれてしまったリアルストーリーをまとめたものです。全296ページを無料公開しています。

 私は独立してからすぐに、『かないずむ』という題名で、金井さんからのメールのやりとりをまとめようと、趣味的に書き始めたのですが、1年半くらいそのままにしていたのです。しかし昨年末、私が企画するセミナーの資料として、再び独立前の金井さんとのメールのやりとりを見直していた時に、改めてその内容の濃さにありがたみを感じ、初めて金井さんに『かないずむ』を書いていると明かしました。私ひとりで金井さんから教わったことを留めておく必要はないと思い、公開したほうがいいと思ったのです。金井さんも、快諾してくださいました。

 その後、2月、7月に金井さんと私で、『かないずむ』発表会を行いました。お読みいただいた皆様から、「感動しました」と熱いご感想を多々いただき、公開する勇気となりました。それから何人も添削や推敲を手伝っていただき、世の中にリリースしようと思い始めてから8か月後に出来上がりました。私がメンターからいただいたプレゼントを、これからは世界の皆様へ、プレゼントとして受け取っていただければと思います!

カリスマ美容師 金井豊 × アパレル店長 堀口ひとみ この出会いがお役にたてれば嬉しいです。夢を叶える人が、たくさん増えますように☆彡

堀口ひとみ

かないずむ名言

365日のメールを掲載

Yutaka Kanai

金井豊 1963.3.9  埼玉県生まれ 

株式会社AT RICH代表取締役及びRITZサロンオーナー。サロンワークの傍らセミナー、講習活動、美容業界誌、一般誌、広告撮影等でも活躍中。美容ブームからいち早く「経営」に目覚め、スタッフ育成にはとくに力を注いでいる。RITZサロンは、美容業界のフロントライナーとして、常に注目を集める存在である。

『売れる美容師になるための本/RITZ秘マニュアル』(著・金井豊/RITZ)。女性モード社より出版。『すべては記憶に残るサービスのために』(著・金井豊)フォレスト出版より出版。経営セミナー、フォトリーディングセミナーを全国にて開催。

RITZ WEBSITE


『かないずむ』発表会

2008年2月14日の「かないずむ発表会」の模様をまとめた動画もありますので、ご覧ください! 話す金井さん、どんな人なのでしょうか?金井さんの毒舌ぶりがみられます。(笑)

読者レビュー

★1

「いつかは独立・起業したい。」ビジネスに携わる者であれば、一度は頭をよぎったことがあるのではないだろうか?もし、読者が「独立はしたいが、具体的にどうしたらいいか分からない」というならば、ぜひ本書を手にとってもらいたい。きっと、夢を実現するヒントが得られるはずだ。 

本書は独立・起業など、頭によぎったことも無かったアパレルショップの女性店長(著者)が、成功したビジネスパーソンに導かれ、わずか1年間で独立を果たすまでの体験が記されている。主人公が、成功者の助言を実践し、自身の願望を達成していく、という内容の書籍は、さほど目新しいものではない、本書がそういった類の書籍と一線を画すのは、269ページある本書の90%を、実際に著者と成功者との間でやりとりされた、Eメールの本文が占めている点にある。実際にやり取りされたメール本文からは、一般的な体験記を読む際に感じてしまう、「事実を脚色しているのではないか」、という疑念を全くといって良いほど感じさせない。故に、テストアクションの成功と失敗、所属する会社の退職の問題など、独立を志願する者であれば、誰しもが経験するであろう、著者の苦悩や喜びが、強いリアリティを持って読み手に伝わってくる。

 また、著者を実際に独立まで導いた成功者の助言も、本書の大きな魅力である。「人を育てるにはまず愛情。ルールは。」「成功するには、自分に成功する許可を出す。」など、長いビジネス経験に基づいた、具体的で含蓄のある言葉が著者宛てへのEメールに列挙されている。

 この助言者が、株式会社AT RICH代表取締役及びRITZサロンオーナー金井豊氏だ。本書のタイトルは氏の苗字からつけられている。氏の思考方法や、人の導き方は、独立志望者だけではなく、多くのビジネスパーソンに参考になるであろう。本書は、著者と金井氏のEメールのやりとりを通じて、読者が独立する疑似体験をしているような感覚を抱くことができる。1500人に1人のみが成功すると言われる、独立・起業において実際の独立経験者の生の経験を追体験できる本書は、独立志願者にとっては、大きな指南役となる一冊になるだろう。自分の将来を真剣に考える人に、一読を勧めたい作品である。

★2

 マクドナルド出身のいけてないアパレル店長が、持ち前のアイデアと努力で売り上げを倍増させ、さらなる成長を求め始める。そこに現れた一人のカリスマ美容師……。一通のメールをきっかけに、サラリーマン生活からハッピーな独立へと導かれていくリアルストーリー。

 毎日やりとりされるメールを紹介しながら綴っていく独自のスタイルは、読む者を思わず感情移入させる。注目すべきは、主人公が金井氏からサクセスへのヒントを得て、試行錯誤しながらもどんどん夢を現実化させていくプロセスだ。依存することなく自分自身で気づき、素直に実行していく行動力にはどんな秘訣があるのか?そこを読み解くことで、読者も一緒に成長できるはず。また5店舗のサロンを展開し、常に時代の最先端を先ゆく金井氏の教えは、自分らしく夢を叶えたいと思っている読者にとっても貴重なエッセンスとなるだろう。誰にでもできることじゃない。でも、私も一歩踏み出してみようかな? そんな勇気を与えてくれる、人生を前向きに考えるきっかけとなりそうな一冊。

★3

 著者は、マクドナルドからアパレル店長を経て、コーチングで独立した堀口ひとみ氏。氏のコーチングは、アパレルはもちろんのこと、経営者、コーチ、会社員、学生など、あらゆる分野に対応可能で、氏のもつ独特の感性を生かしたコーチングは定評がある。そんな著者が、アパレル店長からの独立し、成功した舞台裏には、美容界でカリスマと言われるメンター、金井豊氏の存在があった。

 著者が、あるセミナーで出会った金井氏と、独立までの1年間のメールでのやりとりを、その時の著者の心境を交えながら、時系列でつづったのが本書「かないずむ」である。著者に対し、金井氏はインスピレーションを与え続ける。「変化」「成長」「感性」など、著者のツボをつく質問をすることで、著者の中の種に水と光を与えていく。そんなイメージである。また、著者は金井氏の教えを実際の仕事に活かしていき、すばやく行動に移していくことで、自らの中の種を力強く育てていく。また、「マネジメントのレベル」「成長曲線」など、経営における考え方にも触れ、核となるマインドと同時に、具体的な手法にも触れることで、立体的、かつ戦略的に著者の独立までを導いている。

 巷には、数多くの成功哲学に関する本が並んでいる。もちろん、多くの本の中で語られていることと共通する点はある。しかし、完全ノンフィクションで、著者がリアルタイムで感じたことや移してきた行動にも触れている点は、他の本とは一線を画す内容と言えよう。また、メールの文章をそのまま綴ることで、リアリティさは増し、読者にも具体的なアクションを描かせる点は大きな魅力と言える。さらに、金井氏が、著者に紹介する参考図書も、興味深い。独立を考えていない人でも、自分の中の「変化したい」という心の奥にある願望を刺激させられることだろう。もう一度、じっくり考えてみてほしい。「明日奇跡が起きるとしたら、どんな奇跡がおきてほしいですか?」

★4

 人が何かを本気で決意する時には、物凄いエネルギーがいる。そこには、得体の知れない不安、恐怖も付きまとう。そして、自らにかけた「制限」に縛られ、鍵のかかっていない部屋なのに「出られない」と思い込んでしまう。しかし、その部屋から一歩、踏み出す決意をしたのが、彼女だった。自己探求を基軸に放射するいくつもの光。それは大きなエネルギーとなり、多くの人を包み込んだ。真の成功は一朝一夕では得られない。それを証明するかの如く、彼女は自分にできることを模索し続け、行動をする。しかし、それは決して、「鉛のついた鎖」をつけた、重々しいものではなく、軽やかに柔軟に、そして情熱的に、目の前の課題を次から次へと物凄いスピードで打破していく。

 そして、彼女が真っ直ぐに進む道で出逢うべくして出逢った人。それが金井豊であった。彼女自身の自らの思いを嘘、偽りなくさらけだし、鮮やかに繰り広げられる言葉のやりとり。それを自分の糧にするだけではなく、多くの人に確実にアウトプットしていくそのスタンスは見る側を圧倒させる。シンデレラ・ストーリーという言葉があるが、彼女はそれ以上の「サクセスストーリー」を自らの力で創り上げた。そして、自己の利益のためではなく、利他の心で惜しみなく他者に与え続けるその姿は、読む者を勇気付けるに留まらず、読み終えた時には「自分にも必ずできる」という眩い光を与え、自分の手でドアを開けて踏み出す意欲を確実に与えてくれる。自分で開けた扉の向こうには、必ず進むべき道が待っている。

 「出来ない」ことなど、何ひとつない。この本は、「出来るかどうかではなく、やるかやらないか」。そんな言葉を思い出させてくれる。そして、自分も何か出来ることから始めよう。そんな決意を自然と湧き上がらせる至極の一冊である。

★5

 神様ガネーシャの課題で成長するのはベストセラー『夢をかなえるゾウ』ですが、このフィクション版ともいえるのが『かないずむ』です。アパレル店長の堀口ひとみさんが独立に向かってはじめの一歩を踏み出したら、出会ったのはカリスマ美容師の金井 豊さんでした。

 メンターとなった金井さんとのメールのやりとりを軸に、チャンスをつかみ独立するまでの1年間がつづられています。金井さんからのメールの内容がわからなくても質問しないこと、その日のうちに自分で調べて考えて試してみること、これが堀口さんのポリシーです。自分で考え、試行錯誤し、結果を報告する、フィードバックが帰ってくる、また考えて、試して・・・どんどん加速して成長していく堀口さん。自分の夢をつかむために、悩み、行動し、前向きにつき進んでいくストーリーを追っていくと、1歩踏み出す勇気とエネルギーがわいてきます。

 実際にやりとりされたメールがそのまま掲載されているから、金井さんの深いアドバイスが生で読めるのも『かないずむ』のすごいところ。かなえてみたい夢があるけれどはじめの1歩が踏み出せなくて悩んでいたり、現状に満足できないけれどどうしたらよいか分からない、そんな方に読んで欲しい本です。あなたも『かないずむ』を体験してみませんか。

★6

 1500年代に活躍した武将、毛利元就は、子供たち家来たちに、自身の教えを、口頭で述べるのではなく、筆をとり、まめに手紙を書いて伝えたことでも知られている。また、成功哲学の生みの親、『サクセスマガジン』の創刊者として有名なオリソン・マーデンも、成功を目指す少年に何通もの手紙を書き送ったといわれる。いつの時代も、師からの手紙は、受け取った側の心に静かに響き、パラダイムシフトや深い洞察を繰り返し促す。時々、直接熱く語られるよりも、力強くいつまでも残り、心のずっと深いところを揺さぶることがある。

 「かないずむ」の中のメンターからのEmailは、そんな手紙のように感じられる。一人の女性が、メンターと出逢い、そのメンターからのメールをとおし、一年後に、自らの望むフィールドで、独立し、成功へとステップアップしていくという内容。実話がベースになっている。失意のどん底から、メンターとの出逢いによって成功していく物語・対話形式の啓発書や啓蒙書が、数多く観られるようになった昨今では、斬新な設定や衝撃的な話だとは言えないかもしれない。が、それでもやはり、読み進めていくうちに、「次のメールは?次の著者の気づきや行動は、どんなのだろう」と徐々に引き込まれてしまう。

 メンターからの言葉をきっかけに、行動を起こして進んでいく主人公の言葉の中にも、、メンターの穏やかなメールの中にも、人間的成長やビジネスにおいて、普遍的で大切なこと、参考になることが、時にズバリと、時にさらりと書いてあり、学ぶところが多い。きっと、本書を手に取ったひとは、メンターである金井氏の思慮深い言葉を、自分に向けられたものかのように感じ、それぞれ、何かしらの洞察を得るのではないだろうか。そして、著者のように、「かないずむ」を読んだ人のあらたな「-イズム」が展開、発展するのではないかと思う。独立や成功を目指している方だけでなく、人を育てる立場の方にも、おすすめしたい。

★7

 あなたのすぐ傍らにはドアがあり、「あなたの大きな可能性」と刻んである。残念なことに、3 ケタのダイヤル錠がかかっている。あなたは根気よくダイヤルを回していくタイプかも知れない。それとも、施錠されている時点でドアの向うへの関心も失っているのだろうか?多くの人のように。こんなカギをさっと開けてしまう少年が、たいてい学校に1 人2 人はいたものだ。本書は、そのドアを見いだして開けてみた、ひとりの女性が手がけた作品です。著者はある日ふと知った美容師の方とメールを交換していきます。経営者としても多彩な活動をしていたカリスマ美容師とアパレル店長だった著者のやりとりは、スタイリッシュにしてスピリチュアル、そしてcool に熱いのでした。

 「生意気じゃないとだめだよ」「明日奇跡がおきるとしたら、どんな奇跡がいいですか?」「感性とは情報処理能力です」「きづいてしまいましたか?これもタイミングですね」「成功することへの許可が必要です」「いい予感は、行動しなくてはいけないです」「出来ることとやりたいことは、一緒ですか?」「まだ、流されてますね」「1500分の1になりましょう。 簡単なことです」「人に影響を与えようとするのは危険ですよ」「最初の一歩が大切です」

 ビジネス上のさまざまな叡智がちりばめられ、視点はたびたび異次元へと導かれ、そして根底に「ゆるぎない自分軸」があるかどうか、繰り返し語られていきます。読みすすめば、なぜ著者が素晴らしい人たちと出会えたか、なぜ彼らから応援されるようになったのかがわかってきます。そのリアリティは、メールをそのまますべて掲載するという本書でしか味わえないものでしょう。そして独立の日の朝に届いた一通のメール・・・贈られる言葉は、誰もが自分への、「ドアを開け一歩を踏み出している自分」へのメッセージだと思わずにはいられないでしょう。―― この経験は、いつか誰かの役にたちます ――「行動がすべて」と言いきる著者による、時代の気分へ深く突き刺さる作品ではないでしょうか。


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